bey’s blog

皆にブログを始めてほしすぎて自分がブログを始めました。

自分の葬式のセットリストの話

 匿名ラジオにも自分の葬式どんなんがいい?みたいな回がありますが、今日の記事はそれに引きずられて書こうと思ったわけではなく、最近オタクと話したトークテーマがきっかけです。

 

 私には色々な意味で"オタク"と呼べそうな友人が複数人いるのですが、その中でも"じごく"の名を冠する5人グループ(オタクグループの名称に"地獄"が含まれるのマジで嫌〜なオタク感あって最高だよな)の人間達と最近オタクトークをしたんですよ。

その中で"推しカプ(公式/非公式問わず)のイメソン"の話になったんですよね。

 

私は流され易い人間だから他人が「これイメソンなんだよね」とすすめてくれたものに関しては割と"うわーーわかるわ〜〜〜〜!"と思うんですけど、同時に面倒臭いオタクだから"自分がイメソンとして紹介するならある一定の方向からの解釈であれば完全に解釈一致といえる曲を紹介しないと……"という思いがある&音楽に昏いので、結構頑張って探したけど推しカプのイメソンを全然思いつけませんでした。

 

それでいろんな曲を聴き漁った結果、1番矛盾なく推しカプのイメソンにできそうだったのが

平沢進/オーロラ』

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だったんだよね。でもこれ、ズルじゃない?と思って……

歌詞を読んでいただければ分かると思うんだけど、歌っているものがあまりにも"大き"すぎて、当て嵌まるカプが多すぎやしないか?という…… いやでもそんなこと言ったら『中島みゆき/荒野より』もメチャデカだし、"不朽の名作"がもつ普遍性みたいな意味ではまぁそうなるよねって話でもあるんですけど……

 

そんなこんなでうだうだ考えていたら私にとってこの曲って"推しカプのイメソン"というより"お葬式で流したい曲"だな、という気がしたんですよ。

想像してほしい、お葬式に平沢進を呼んで「キミの始まりの日へ 帰る日に」と歌ってもらうところを。想像するだけならタダだから。

 

そんなんめっっちゃ良くないですか?見たら泣いちゃうと思う。

でもそこまで想像して、自分の葬式で平沢進に歌ってもらっても自分は死んでるから見られないんだよな、という今更すぎることに思い当たったんですよね。

それで、"もう自分が存在しないという状況下なら、ベイ歌唱verのオーロラが流れるのも良くないか!?"と思いついて、そこから"自分の葬式のセトリ考えて死ぬまでに練習して歌ったデータを残しておこうかな"と思ったんですよ。

 

アーティストが自ら作った曲を自らの望むように録音したものを素人が解釈もなくカラオケするのはしょうもないと言われれば仰る通りなんですが(でも私はそもそも素人のカラオケを聴くのが好き)、"私がもう死んでいて、その死んだ私の葬式で死ぬ前の私の声が流れる"という付加価値(?)があるなら結構面白いと思うんだよね。

 

今目の前で死体になっていて、もう2度と目覚めないはずの私の声で

「目覚めてはもう二度と キミの声は聞けず」

と歌い上げられるの、すごくロマンチックじゃない……?

そんな状況になった場合「キミ」が指すのは勿論葬式に参列してくださった皆さんであり、"この世"に私が遺してきた皆さんなわけじゃん。

この世とあの世の境を超えた後、""あの世"で目覚めた私に二度と皆さんの声を聞くことは叶わない"みたいな意味に取れてすごくエモい(馬鹿みたいな物言いでごめん)と思うんだよね……

 もし皆さんが死んだら地獄か天国のいずれかに行くと思っていらっしゃる場合、その永遠の時間の中で"もう二度とキミの声を聞けない"というのは結構悲しい意味になってしまうかもしれないけど、輪廻転生的な世界観だとするなら再び"キミ"を"キミ"として認識することは困難だし、もし永遠の存在になるにしてもそもそも肉体を離れてしまえば"キミ"として認識していた"キミ"とは多少なりとも違う存在になってしまいそうだし……

とにかく、今から"あの世"に向わんとする私の声が、皆さんとは二度と会えなくなるにせよ別の世界での"目覚め"を歌ってるのってエモーショナルで良さそうだから取り敢えず自分の葬式で流す曲のセットリストに『オーロラ ベイ歌唱ver』は入れておこうかな、という結論に至りました。

 

 皆さんは自分のお葬式でどんな曲が流れていたら嬉しい?そんなこと考えないかな??興味あるから考えたら教えて欲しい。

私は結婚式をする予定がないので結婚式のセトリは考えたことないんだけど、結婚式で流したいと思う曲にも興味あるよね。なんかこう、人生観みたいなものが現れそうで。

皆さん、結婚式には是非呼んでください。肩書は"Twitterの知り合い"、会場の隅っこに席をもうけてくれるだけでいいので……

 

 少し話がそれましたけど、私はその『オーロラ』についての話をきっかけに、自分の葬式のセットリスト、どんなんにしようってちょっと考えました。

で、考えたと同時に「お葬式の流れ」みたいなサイトも見たんだけど本当に死にたくないし好きな人間達に死んでほしくないという気持ちが増した…… 言葉を交わしたり、意思の疎通をしたりすることができる可能性が永遠に失われるの、怖すぎだろ……

 

とりあえず、様々な宗教観や生死観の差はあれど、現代日本で死んだら多分通夜的なこととかをするし火葬的なことをされるわけじゃん。だから取り敢えず大雑把に"こういうシーンではこんな曲を流して欲しいな(私の歌声で)♪"みたいな話を最後にして終わりにする。

 

今のところ、参列者が集まってくる段階では(通夜的なものだろうが葬式的なものだろうが)オーロラ2とオーロラ無印を無限ループ、音量小さめで流して欲しい。(無印とか2とかは曲のアレンジの違いの話です)

他に流れていたら面白いかな、と思う曲は『ずっと好きだった』とかかな……「今夜皆帰ったらもう一杯どう? 2人だけで」とか言われたらゾッとして良くない?あの日にキスはしてないし色々と違う部分が多いけど、死んだ人に「ずっと好きだったんだぜ」と言われるの、ヒェって感じで良さそう。

後は『すばらしい日々』とか『世界の約束』とか『いのちの名前』とか『光の旋律』とか『一期一会』とか……自分が"世紀の受け"だったらこの曲もあの曲も流したい、というイメージはあるんだけど、私は世紀の受けじゃないから結構少ない曲数を無限に繰り返すことになる……お葬式に来てくれる皆、暇だったらごめん……

後一部の楽曲は普通に死んだ人に歌われたら心を傷つけられるだろうから心を傷つけたらごめん……

 

余談みたいなものがとても長くなったけど、最後に言いたいのは"いよいよ火葬されるという段になったら大きめの音でオーロラ3を流して欲しい"って話。

前述の理由で滅茶苦茶イイと思うんですよね……燃え尽きていく自分の身体と『オーロラ』……

 

 なるべく早くボーカルレッスンでも予約して、満足できるくらいには歌えるようになって録音しておこうと思います。

 

 ただ、やっぱりアーティストが自ら作り上げた歌を歌っていることの"大きさ"には対抗しようもないので死ぬまでに"良い歌"を作れたらそれが一番なんだけどな。

後私は怖いからまだ全然死にたくないんだけどな。